医療業界にも存在する賃金格差
医療格差は医師の賃金格差や充足度などにも及んでいます。診療科目ごとの充足度の差もあり、腎臓内科・透析科、整形外科・スポーツ医学、精神科の充足度は高くなっています。人気がある分、医師の就職先としては狭き門になっています。また看護師の給料格差も問題です。育児の期間に一度退職をしてしまうと給料は大きく下がってしまいます。また薬剤師の賃金格差も広がっています。役職に就くか企業規模はどうか、勤務先のエリアによっても給料の差が大きくなります。
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医師は診療科目によって格差がある
医師の給料の格差も大きくなっています。まずは勤務形態による給料の差があります。開業医、在宅医療と独立した医師の給料が高く、一般病院と大学病院の勤務医の給料は安くなっています。特に大学病院の医師は、学内の立場が上がらないとスキルが高くても給料が下げ止まったままになってしまいます。さらに診療科目によっても給料に差があります。腎臓内科・透析科、整形外科・スポーツ医学系、精神科の医師の給料は高めになっています。これから医師の需要が増えていきそうな診療科目です。続きはこちら
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看護師は地方と都市で格差がある
看護師にも給料の格差があります。まず女性ならではのライフステージである出産・育児により、フルタイムの職場を離れてしまうと給料が大きく下がってしまいます。また都市部にある職場と地方都市にある職場でも給料格差があり、都市部のほうが給料が高めになっています。経営母体によっても給料の差が大きいですし、特に労働組合があるかないかで給料の差が大きいです。そしてキャリアを評価して給料をアップしてくれる職場かどうかでも給料が大きく変わってきます。続きはこちら
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薬剤師は企業規模によって格差がある
薬剤師の給料格差がつくのは、「役職」があるかないかが大きいようです。平社員として調剤薬局やドラッグストア、病院で働いている場合に比べて、店長や薬剤長になると1.5倍程度の給料を得られる傾向があります。さらに勤務する職場のエリアで給料格差があります。薬剤師の確保が難しい地方にいくほど給料が高いという調査結果があります。さらに企業規模によっても給料が違い、中小企業のほうが給料が高くなっています。地方の中小企業の職場で働き、役職に就くのが給料的にはいちばん良いという結果になりました。続きはこちら