医療業界の格差事情

社会問題となる医療格差「所得の格差が健康にも影響?」

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所得の格差=健康の格差?

所得の格差=健康の格差?

一億総中流社会と言われた日本ですが、すでに所得格差が広がっていることはご存知の通りです。所得格差が広がると、健康に対するコストを取ることができないため健康にも大きな影響が出ます。

世界中で所得格差が健康格差につながっています

所得格差が広がると、健康への影響も大きくなり、健康格差が広がります。所得格差が大きいことで知られているアフリカは貧困層の死亡率が高く、健康格差がとても大きくなっています。皆保険制度がないアメリカも同様です。所得格差が大きく皆保険制度がないアメリカでは、病気になったからといって軽い気持ちで医者に行くことができません。
例えばアメリカ一の大都市ニューヨークには健康不良の居住区がありますが、その居住区の住民は経済的貧困にも苦しんでいます。同じ市内の裕福なエリアに比べると、その経済的貧困エリアの平均寿命は8年も短かったという調査結果があります。似たような気候、食文化の街でありながら、これほど多くの差が出てしまうのはなぜでしょうか。

経済的に苦しいと病院に行く余裕がなくなります

アフリカやアメリカだけでなく、日本でも経済的に貧困している層が早く亡くなったり、入院をするほど病気が悪化するケースが増えています。経済的貧困に苦しんでいる人が、健康的な生活を送れないのはなぜでしょうか。
まず体調が悪くなってもすぐに病院に行けないのが大きな要因です。病気は早期発見と早期治療が、病気を重篤にせず全快するための前提条件となっています。しかし病院に掛ける費用が簡単には出せない場合、体調が悪くても病院に行かず、しかも無理して働き続けてしまう傾向があります。病院に行かざるを得ないほど体調が悪化した時には、すでに病気が進行していて入院をすることになったり、手遅れになっているケースがあります。皆保険制度が採用されている日本でも経済的に苦しい場合は、病院に使う費用を食費に回したり必要経費に回してしまう傾向があります。

長い目で将来が見えず、短絡的になりやすいです

また経済的貧困になると、遠い将来のことを見据えて行動をすることができなくなります。その日暮らしという言葉がありますが、その日を何とかやり過ごすことに精いっぱいになる傾向があります。
太りやすいファストフードやお菓子などは、健康を考えれば控えたほうが良いのですが、将来的な健康まで考える余裕がない人は、その瞬間の快楽を満たす欲望に抗えません。暴飲暴食や太りやすく栄養価が低い食事を繰り返し、成人病になってしまったり、肥満になったり、栄養失調になってしまいます。有酸素運動をしてメタボ対策をする余裕もなく、肥満を改善し成人病を予防する意識も持つことができません。また子どもが病気になっても栄養状態が悪くなっても気付く余裕がないため、子どもの体調が悪化してしまうという傾向もあるようです。

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